皆様いかかがお過ごしでしょうか。
一昔前の刑事ドラマって何故に最後は崖っぷちで犯人と対峙するのですかね。
取調室の机にこんな間接照明は置かないでしょみたいな感じです。
そんなコテコテな展開が良くも悪くも刑事ドラマって感じがして記者は好きですけどね(笑)
今回はある事件の解決に挑んだ刑事の話「和階堂真の事件簿」をご紹介します。
目次
不可解な事件・・・和階堂警部は謎の解決に挑む
時は1980年代のノスタルジックな香り漂う日本。
過去に起きた未解決の事件によく似た殺人事件を捜査する事になった刑事の和階堂。
彼は事件を捜査していく中である真実を知ることになる・・・といったもので、期待を裏切らない王道の刑事ドラマといった感じがビンビン伝わってきます。
グラフィックは白黒のドット絵調でシンプルなのですが人物の特徴はハッキリと分かるので誰が誰だか分からないという事はないと思います。
プレイヤーはこの和階堂を操作して進めていく事になります。
画面の操作もシンプルで行きたい方向へ画面をタッチするとそこまで進み、キャラクターにタッチすれば会話が、置物にタッチをすればその物を調べられるといった具合になっています。
全体の画面は白黒のドット絵調ではあるのですが、調べられる物や人物は白く目立つように表現されていて何が調べられる物なのか分からないという事はなく、見落としにくい工夫がされています。
なおこの刑事の和階堂、冒頭の現場検証時に他の警察官から警部と呼ばれていたので中々に階級が高く、恐らくかなり優秀な刑事であると予想できます。
これは過去の回想の物語
実はこれは刑事の和階堂が若かった頃に捜査した事件を自分の孫に語るというものなのですが、ゲームを始めると再序盤にベンチに腰掛ける和階堂とその孫が見て取れます。
初見時には特に疑問を持たず流し見ていたのですが、ストーリーをクリアする事で意味がちゃんとあったという事に気づいた時は感心してしまいました。
こういった細かな伏線が随所に散りばめられていたのが後から分かり楽しかったです。
雰囲気はシンプルだが味がある
今は古き昭和の時代感はシンプルながら良い味がでています。
見た目もいかにも昭和の刑事といった感じです。
全体からは、そこはかとなくハードボイルドな雰囲気も感じられ多くを語ることは無いのですが、少し懐かしさを感じられるような雰囲気はこのゲームにとてもマッチしています。
情報を手に入れ事件を解決せよ
ゲームの事件解決までの大まかな流れといましては、現場で聞き込みや物証調査を行いその捜査そ範囲を広げていく捜査パート。
捜査での情報が集まるとその情報を元に真実を追い求めて推理する推理パートを交互に繰り返して事件解決の糸口を探す事になります。
捜査の方法は調べて得た証言をもとに「メモ」といわれる箇所にその証言をセットしさらに新しい証拠を探していく事が事件解決の方法になります。
自らの足を使って泥臭く聞き込みを行って情報を得ていく姿はやはり昭和の刑事を彷彿とさせますね。
和階堂さんはここが良い
そんな和階堂さんの良いところを記載します。
刑事ドラマの王道のようなストーリー
事件解決のために足を使って真実にたどりついていく、数々の謎がつなぎ合わさっていく過程は胸が大きく高鳴りました。
犯人はこの人物が怪しい、いや意外なこの人物かも知れないなど予想するのがとても楽しかったです。
そして終盤は王道のあの場所で犯人と・・・。とこれでもかと言う位に王道の展開が心地よかったです。
世界観にマッチした雰囲気と音楽
白黒のドット絵調が少し寂れた昭和の世界に良い意味で陰を落とすようなノスタルジックな雰囲気を感じられ、ゲームはやはりグラフィックの綺麗さを競うものではないのだなと実感しました。
またシンプルながら緊張感のある音楽がこのゲームをさらに盛り立てる役割を果たしていてゲームに没頭する事が出来ました。
理不尽な謎解きは皆無
謎解き自体は難しくなく、しっかり捜査して証言を聞き出し、それをメモにセットして新たな証言を聞き出して行けば先に進めないという事は起きません。
初見では絶対分からないだろうという理不尽な謎解きは存在しないので丁寧に聞き込み捜査を行っていけば必ず解決への手がかりが見つかるのも好印象でした。
謎を解決して早く次の捜査に向かいたいと思いながらプレイしていました。
和階堂さんのここがダメ
では和階堂さんのダメなところを記載します。
シナリオが少ない
1つの事件を解決して終わりなので少しもの足らない感じはしました。
1つの物語を色濃く見せたかったのかなとは思うのですが攻略にかかる時間も2時間程度なのでこれで終わってしまうのはもったいない気持ちになりました。
できればシナリオを3本位用意するか分岐をつくる等してエンディングの変化があったら嬉しいかなと思います。
操作性は良くない
やる操作は多くは無いのですが、聞き込みの時に証言を1個ずつしかメモにセット出来ないのは億劫に感じました。
ゲームの特性上何度も証言をメモにセットしていく事のなるので何度も付け替える作業はテンポを悪くしていると思いました。
また個人的に気になったのが和階堂警部の一般人への聞き込み時に常にタメ口で偉そうな感じがして不快に感じましたのでお願いですから丁寧に話して下さい。
最後に明かされる真実とは・・・
こんな王道でストーリーが完結すると思いきや、最後の最後で驚くべき展開が始まります。
このゲームをやるときはタイトルの和階堂真の名前を覚えてプレイすると良いです。
最後に明かされる真実をその目で確かめてみてはいかがでしょうか。
最後にゲームは楽しく適切に遊ぶようにしましょう。
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